MR.Fatherの「私がよく行くラーメン屋さん」

●一蘭(アトレ上野山下口店)ラーメン ¥750
●一蘭(アトレ上野山下口店)ラーメン ¥750

その1●一蘭(アトレ上野山下口店)

世界初「味集中カウンター」!?

 

元、会員制のラーメン屋だったというが、今は地元九州・博多地区中心から九州全域、東京中心の関東圏にも積極的に店舗展開をしている。独自の囲まれた小さな空間でラーメンを食べるとに集中してほしいと導入されたシステムは特許も取ったらしい。細かく自分の好みに合わせて注文できる「オーダー用紙」も特徴の一つ。とにかく「こだわる」ことが、好きな店らしく、能書きはやたらと多い。スープは豚骨臭がほとんどなく、マイルドで上品。スープも全部飲み干せるほど。今や博多ラーメンを代表する雄となったが、日によって隠し味の酸味にばらつきがあって、今一安定していないのが難。チャーシューの貧弱さも以前から改善して欲しい項目としてあげられる。

 

●麺屋武蔵武骨(御徒町)黒武骨ら〜麺 ¥750
●麺屋武蔵武骨(御徒町)黒武骨ら〜麺 ¥750

 

その2●麺屋武蔵武骨(御徒町)

赤・白・黒の強烈なインパクト!?

 

麺屋武蔵ブランドではあるが、本家とは別の独自路線の店。豚骨系と魚介系が複雑に混ざり合った濃厚なスープに、細めのうどんかと思えるほどの太麺がからむ。主力の赤・白・黒の武骨ら〜麺は、スープやトッピングは同じだが、中に入れる油の違いでその色を出す。中でもイカスミ油を使った「黒武骨」は見た目にも強烈なインパクトがあるが、味は濃厚なスープの下支えがあるせいか、イカスミ独特の香りがそれほど気にならなくバランスがとれている。チャーシューではなく煮豚の大きめのぶつ切りをトッピングするのも特徴。味も量もややヘビーではあるが、印象に残るラーメンで、また食べたくなる個性のある味だ。武蔵系列の店に共通する事だが、麺の湯切りのパフォーマンスが、オーバーすぎて、うるさいという声も…

 

●濃厚中華そば・つけ麺 なおじ (目黒)中華そば ¥700
●濃厚中華そば・つけ麺 なおじ (目黒)中華そば ¥700

 

その3●濃厚中華そば・つけ麺 なおじ(目黒)

新潟より参上! 米粉を使った独自の食感と味!!

 

2009年2月オープンの新しい店。新潟にある人気店「昔食堂なおじ」の支店として東京へ進出したとのこと。米粉を使い、化学調味料を使わないのが売りで、麺にも小麦粉だけではなく米粉も練り込んでいるらしい。スープは、豚骨、鶏ガラ、魚粉に米粉をブレンドしたもので、ドロっとして粘度が非常に高い。まるで「天下一品」のこってりかそれ以上の粘度がある。「天下一品」が鶏と野菜を煮込んで鶏足(もみじ)などのゼラチン質を抽出するのに対し、ここでは、豚や鶏からもあるのだろうが、米粉のトロミが効いており、魚粉の香りがかなり強い。八王子系ラーメンのように刻みタマネギがトッピングされシャキシャキとした食感が、ドロッとしたスープを中和させてくれるようで悪くない。ナルトが乗っているのも昔風だが、ラーメン激戦区の東京にあって、味はまさに新潮流と言える。

●らーめん粋家 (上野店) 粋家らーめん¥600
●らーめん粋家 (上野店) 粋家らーめん¥600

その4●らーめん粋家(上野店)

支払いは、やはり「Suica」が良く似合う!?

 

その名の通り、JR東日本の子会社が経営する駅構内のラーメン専門店。立地の良さが何よりの「売り」。

上野の他、赤羽、阿佐ヶ谷、御徒町、東京、秋葉原、武蔵小金井に店があり(2009年11月7日現在)いずれもJRの駅構内。

味は、あっさりとした醤油味で、豚バラ肉と白菜を煮込んで、白菜の甘みを引き出した「道頓堀 神座」風の味だが、オープン当初とは違い、デフォルトトッピングのチャーシュー以外で豚肉の存在を確認することが出来なくなったのは、まことに残念と言うほかはない。

●麺屋武蔵 神山(神田)ら〜麺 ¥750
●麺屋武蔵 神山(神田)ら〜麺 ¥750

その5●麺屋武蔵 神山(神田)

青山から神田へ その名も「神山」!!ラーメンだけではなく、店内も凝っています!

 

麺屋武蔵 青山が神田へ移転。メニューも名前も変えて2009年2月に、今やラーメン激戦区となった神田西口商店街の神田駅近くにオープン。以前は確か、「リンガーハット」だった。麺屋武蔵系列は、店ごとにコンセプトを大きく変え、新しい試みを加え話題の店作りが自慢だが、この「神山」でも遺憾なく武蔵流を貫いている。スープは麺屋武蔵お得意のWスープ。豚骨の味が魚より若干勝っている感じだが、濃厚さは無く、非常にあっさりしている。唐辛子玉やゆずの隠し味も程よく効いてアクセントを添えている。麺は太麺でもちもち感もある。「武骨」同様、大きなチャーシューがゴロっと1個入っているが、武骨のような煮豚そのままではなく、「サラマンダー」というロースターであぶり焼きのようにしているので表面の余分な油が取れ、あっさりして、表面はややカリッとした食感が味わえる。ただ、全体としてはおいしいのだが、おとなしくまとまっている感じでインパクトが弱い。店内はバーかブティクを思わせるような内装で、富士山や刀をモチーフとした装飾が、モダンジャポネスク風のおしゃれな雰囲気を演出している。

●上野 戸みら伊本舗(上野御徒町)戸みら伊らぁめん ¥730
●上野 戸みら伊本舗(上野御徒町)戸みら伊らぁめん ¥730

  その6●上野 戸みら伊本舗(上野御徒町)

外観は屋台っぽい一杯飲み屋風、店内BGMはボサノバ。奇妙な空間で味わうラーメンは意外にも…!!

 

2009年5月オープン。ABABのすぐ側にある。その外観から新しく出来た居酒屋で、店先の赤い大きな提灯に「らぁめんと書いてあるので」ラーメンも置いてある居酒屋さんという認識だった。でも実際はラーメン専門店で、夜にはお酒も飲めるというスタンスのお店のようだ。外観からくるイメージからか、ラーメンもこってりした豚骨ラーメンか、背油たっぷりのスタミナ系ラーメンを連想していたのだが、豚骨系ではあるが、非常にさっぱりとした上品なスープだった。いかにも丁寧に作っていますとスープが主張している。どこか、あの「一蘭」のスープを連想させるような要素がある。豚骨スープではあるが、豚骨以外に、豚肉、牛肉、鶏、野菜のエキスを抽出し、背油は加えていないという。「化学調味料はほとんど使っていません」と書いてあるっていうことは裏を返せば、少しだけ化学調味料を使っていると宣言している訳だが、まあ、旨ければ良いか。強力な個性はなくおとなしい感じがする。なかなかまとまった旨いラーメンであるが、最近やたら見かける能書きの多いお店の一つでもある。

●野方ホープ(目黒店)中華そば ¥730
●野方ホープ(目黒店)中華そば ¥730

その7●野方ホープ(目黒店)

かつて名を馳せた背脂チャッチャ系の有名店は今でも元気に営業中!!

 

今から20年も前、環七にオープン。第一次ラーメンブームで注目され、恵比寿の「香月」と並んで背油チャッチャ系の有名店となった東京豚骨醤油ラーメン。今では環七も東京屈指のラーメン激戦区となっているが、「野方ホープ」も本店以外に23区内に3つの支店を持つまでになった。あっさりめの豚骨ベースのスープに醤油ダレ、化学調味料でまとめあげられたラーメンには、豚の背油が大量に加えられ、背油の甘みがスープにとけ込み、コクを深めている。でも見た目ほどはくどく感じないのも事実である。今の流行とはあきらかに違う、一昔、二昔前の味の系統ではあるが、当時一時代を築いたパワーは今でも健在。根強いファンもいるようで、行列店とまでいかないが、普段も時間帯によってはかなりの盛況ぶりである。味の濃さ、麺の茹で方、油の量は注文時に加減できるので、ギトギトの背油が苦手な人でも大丈夫。しゃきっとしたもやしがスープに良く合う。

●桂花(新宿東口駅前店)桂花拉麺  ¥700
●桂花(新宿東口駅前店)桂花拉麺 ¥700

その8●桂花(新宿東口駅前店)

創業半世紀以上、東京人にカルチャーショックを与えた新宿進出から既に約40年。熊本ラーメンと言えば「桂花」「ターローメン」!!

 

高校生の頃目にした週刊朝日に「ラーメンの概念を覆す」というような内容の記事で、東京進出後の「末広店」を紹介した記事があった。そのうちいつか行ってみたいと思いながら数年経過し、大学時代たまたま新宿に出かけた時、偶然、新宿東口近くの路地をちょっと入ったところに極狭の店を発見! それが熊本ラーメン「桂花」の新宿東口店だった。ちょっとざらっとした感じの塩味の効いた豚骨スープに熊本ラーメンに付きものと言われるマー油の香り、少し固めのボソッとした食感の麺。生まれて初めて食べた熊本ラーメンは、まさに衝撃だった。それ以来、新宿に行く度に、たまに食べるようになり、その後渋谷や池袋にも支店ができたりして、その頻度は若干多くなった。熊本の総本店にも一度行った事がある。(料金が東京より安かった)ラーメンブームの昨今、新店の出店ラッシュや続々と新メニューを送りだしている味の潮流の変化の中、目立たなくなった「桂花」ではあるが、数年いや1年にも満たない期間で出店、閉店を繰り返す巷のラーメン屋とは一線を画した独自の味を長年にわたって提供している。40年間同じ場所・同じ店構えで現在も存続しているということは、固定ファンが根付いている証拠でもある。

●天下一品(目黒店)こってりラーメン ¥700
●天下一品(目黒店)こってりラーメン ¥700

その9●天下一品(目黒店)

日々、中毒者を増やし続ける京都発祥の全国チェーン!!

 

「天一のラーメンはラーメンにあらず。あれは天下一品という独立した食べ物である」と称される天下一品を代表するメニュー「こってりラーメン」(「二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」とジロリアン達が言うのも似たようなものか。その共通点は中毒性?)やはり、初めて食べる人への衝撃度NO.1は、まるで箸が立つのではと思うほどのドロッとした濃厚な強粘度のスープであろう。鶏、豚、野菜と鶏足(モミジ)を長時間煮込んでゼラチン質を抽出した天一独特のスープは、最初の遭遇で、二度と食べないか、永久?に食べ続けるのかの岐路に立たされることとなる。自身の経験でも、最初にこのこってりラーメンを食べた時は「旨い!」とは感じなかった。と言っても「不味い!」とも言い切れず、頭の中は「?????」のオンパレードだった記憶がある。最初に「あっ、これダメ!!苦手!!」と感じた人は、その後一生?食べる事がないかもしれないが、「?????」と感じた人は、次に食べた時には「?」が一つずつ減って行くような感じなのだ。何回か食べた段階で確実にその「?」の数が減って行き、「?」の数が完全に無くなった段階で立派な「天下一品中毒者」が誕生する。そうなると、その後時々無性に食べたくなるといった禁断症状が現れるようになるのだ。スープは滋賀の工場で一括して製造し全国のチェーン店に配送。他の麺や具材も本部からの直送なので、チェーン店なら全国どこで食べても同じ味のはずなのだが、各店、微妙に違うのがまた面白い。

●一風堂(上野広小路店)白丸元味 ¥700
●一風堂(上野広小路店)白丸元味 ¥700

その10●一風堂(上野広小路店)

ラーメン業界に多大な影響を与えた「一風堂スタイル」!!

 

今や、博多ラーメンなら、「一蘭」と並んでトップブランドとなった「一風堂」。従来の博多ラーメンとは違ったマイルドに仕上げられたスープは女性客にも好評である。更に「ラーメン屋=油っぽくて汚い」というイメージを一新した磨き上げられた店内と赤と白のラーメン鉢も、そのコントラストを際立たせるようにまるでオブジェのごとく積み重ねられている。店内のBGMはジャズ。店員への教育も行き届いており、非常にキビキビとした動きである。どこかの有名店で見られる大げさすぎるかけ声やパフォーマンスはなく、自然な対応である。店舗もまるで演劇の舞台のような感覚で捉えているかのようで、従来のラーメン屋のイメージを極力排した事と、どの店にも必ず女性の従業員がいることからも、女性客を意識したきめ細やかな配慮の店づくりがラーメンそのものの味に加え、成功している要因なのだろうか。ラーメンそのもの味は、強烈な個性は無いが、シンプルかつマイルドでバランスよくまとまっている。もやしナムルと辛子高菜が取り放題というのも好感が持てる。ランチタイム(実は17:00まで)はラーメンの値段に100円プラスするだけで、博多風一口餃子(5個)とライス(おかわり可)というのも気の利いたサービスである。九州・関東地区中心だが全国での支店は、ほぼ40店近くまで増えている。昨年にはNEWYORKにも支店を出した。

 

●田丸(目黒)らーめん ¥600
●田丸(目黒)らーめん ¥600

その11●田丸(目黒)

懐かしい!目黒で60年以上歴史を刻んできたラーメン専門店!! 


かなり古くから目黒でラーメン専門店を営んでいる。初めて田丸のラーメンを食べたのは30年ほど前のことだから、それより、相当前からあることはわかっていたが、最近になって店内に「創業1945年」という張り紙で60年以上の歴史が判明した。以前は、現在の店舗がある権之助坂には違いないが、もっと目黒駅寄りで道の反対側、つまり今のパイオニア本社のショールームあたりに店があった。その頃は姉妹らしきおばあちゃんたちが店を切り盛りしており、パイオニアがビル増築のためにその付近の土地を買収し、立ち退き後は一時学芸大学で営業していた。今の場所に戻ってきてからは、店の切り盛りはおばあちゃん達の息子さんらしき人がやっていたが、今は経営権を売ってしまったのかどうか、別の中国系の人が経営しているよう。味はやや濃いめの醤油スープ。しかも昔からタレとスープを丼でブレンドするのではなく、最初からスープにタレ味を加え、うどんやソバの出汁汁のようにしてある。さすがに麺に出汁をぶっかける訳ではなく、スープの入った丼に湯切りした麺を投入するのは普通のラーメンと同じ。トッピングは脂身がほとんどない肩肉のチャーシューが、チャーシューメンではない普通のラーメンにも3枚入る。メンマ・ネギは普通だが、この店ならではの特徴である「茹でキャベツ」が結構多めに加えられる。化学調味料の味が若干きつめながら、シンプルで昔懐かしい味。麺の量は通常のラーメン店より多い。(170g)昔から基本形は変わっていないが、昔の優しさや丸みある味から、それぞれの素材が主張し合うエッジを感じられる部分が残念。昔の洋食屋風のカレー皿で供される「チャーシューメン」も昔から変わらず未だに話題を提供し続けている。

 

●えぞ菊(御徒町店)味噌ラーメン ¥750
●えぞ菊(御徒町店)味噌ラーメン ¥750

その12●えぞ菊(御徒町店)

東京で味わえるサッポロ味噌ラーメンの原点!!

 

「サッポロ」と言えば「味噌ラーメン」とすぐに出てくるほど言葉としても定着している「サッポロ味噌ラーメン」。「えぞ菊」は、40年ほど前に高田馬場で創業した「サッポロラーメン専門店」である。本場のサッポロ味噌ラーメンを東京で味わえる店として話題となった。その後「御徒町店」のほか、今では西早稲田や千駄木、駒込にも支店がある。何といっても驚いたのはハワイのホノルル・ワイキキにも店があったこと(そういえば天下一品もあった)聞くところによるとハワイでは30年を超える老舗でハワイだけで7店舗もあるという。(日本国内より多い!!)また、今やカナダにも進出しているらしい。昔、ロスへ行った時、飛行機を降りてから初めて食べた食事が、日本人街にあったサッポロ味噌ラーメンの店であった。もちろん、当時は日本の専門店の支店など存在せず、恐らく日系人の人が経営していたのであろうが…。「えぞ菊」のラーメンは明らかに今流行のラーメンではない。頑に昔の「サッポロ味噌ラーメン」のスタイルを守り通している。素朴で懐かしい味を感じるのもそのせいか。もちろん、「えぞ菊」はサッポロラーメン専門店であり、醤油や塩味のラーメンもあるのだが、やはり「サッポロラーメン=味噌ラーメン」の図式は確固たるものがあるのか、店でのお客さんの注文も大半が「味噌ラーメン」である。ガード下にある御徒町店は以前は古くて汚いイメージで、子供連れや女性客はまず入りたがらない店だったが、最近の改装で明るく清潔感のある店になった。

●神田ラーメンわいず(神田)ラーメン ¥700
●神田ラーメンわいず(神田)ラーメン ¥700

その13●神田ラーメンわいず(神田)

一見「家系」風だが、この店独自に発展させた「濃厚旨口」で独自の存在感を示す神田の行列店!!

 

いつ行っても行列が絶えない神田の人気店。横浜ラーメンの家系のように見えるが、それより太めで歯ごたえのある極太麺で濃厚なスープがうまくからみつく。海苔もデフォルトは1枚のみ。多めの鶏油(チーユ)で風味付けなど、家系ラーメンをこの店独自に進化させたようで、他の家系よりスープの味・コクは更に濃厚で深みがある。今やこの神田西口商店街や神田駅を中心としたエリアは、ラーメン激戦区の1つで、新店も続々と開店しているが、最近でも行列を見かけるのは「麺屋武蔵 神山」(でもオープン時ほどの盛況さは無くかなり落ち着いてきた)と最近出来たばかりのつけ麺専門店「三田製麺所」(これも開店記念半額サービスがあったからか)。ただ、この「神田ラーメンわいず」はオープンして約10年ほどだが、当初から行列店だった訳ではなく、味をどんどん進化させて行った結果、数年前から少しずつお客さんが更に増え続け、今のような常に行列が絶えない人気店となったのである。(15:00〜17:00が唯一行列がなくなる時間帯か)行列の理由は2つある。その1つは、カウンター12席ほどで鰻の寝床のように細長くしかも極めて狭いため、店内の移動など席の後ろが狭すぎるため人がすれ違う事さえ不可能な狭さ。それ故に順番待ちのお客さんは店内で待つ事が出来ず、店前の通りに並ぶこととなる。(麺屋武蔵 神山などは店内で20名くらいは待てるスペースがある。店内の待つスペースの無さは麺屋武蔵武骨以上)もう1つはやはり、その味でリピーターがかなり多いことである。あの味にはまると、やはり一種の中毒症状のようなもので、その濃厚な味はしばらく食べないと身体が要求するくらい習慣性がある味なのである。味の濃さ、麺の固さ、油の量などはそれぞれ3段階で選べるものの。全て普通で頼むと塩分が多少キツく感じられる。茹で野菜をトッピングで追加するとちょうど良い濃さとなるが、茹で野菜の上にかけられる胡麻油はスープの味そのものを変えてしまうのでかけない方が正解か。

●七志(上野店)らーめん¥700
●七志(上野店)らーめん¥700

その14●とんこつらーめん七志(上野店)

チェーン店らしからぬ?スープの完成度と独創的なトッピングで人気!!

 

神奈川と東京で14店舗を展開する豚骨ラーメン専門店チェーン。12時間豚のげんこつを煮込んで作られるというスープはさほどくどくはなく、鶏がらもミックスされているせいか少し甘みも感じられるマイルドなもの。塩分濃度も濃すぎる事がなくバランスも良く、まろやかな感じで仕上がっている。麺はもちっとした中太ストレート。小麦の香りも味わえ、スープとの相性も良い。トッピングは独自で、チャーシュー、海苔、青ネギに加え茎ワカメと、何と味付け茹でゴボウが乗る。ゴボウをトッピングに加えるラーメン店はめずらしいが、意外に食感や味付けもここの店のスープとは相性が良い。残念なのは、二等辺三角形にカットされた「海苔」の貧弱さと風味の無さ。チャーシューもやわらかくて比較的大判にカットされている(厚みはそうない)のだが、熱を通しすぎているのか、肉の本来の旨味や風味が抜け出ているような感じを受ける。更に日によって違うが、切り置きして冷蔵庫保存しているのか、保存臭が気になる時もある。通常の「らーめん」に50円アップさせることで「七志らーめん」というこの店の看板メニューになるが、ニンニクや胡麻をすりつぶした素材に油を加え火にかけてやや焦がすように焙煎しごま油などで味をまとめた「焙煎タレ」を通常メニューの「らーめん」に後で加えたもの。焦がしニンニクと胡麻の風味が香ばしく、最初は香りも良く食欲をそそられるのだが、食べ進めるにつれ、香りやニンニク風味が強すぎて、スープの味が変わり、くどっくなって飽きてくるし、食後のニンニクの臭いも気になる。普通の「らーめん」に用意されている刻みニンニクやすりゴマなどで自分好みに調整した方が良いかもしれない。あくまで個人の好みだが…。

 

●博多ラーメン権之助(目黒)らーめん ¥650
●博多ラーメン権之助(目黒)らーめん ¥650

その15●博多ラーメン権之助(目黒)

ラーメン店ひしめく目黒で唯一の博多ラーメン専門店!!

 

数多くのラーメン店がひしめく目黒ではあるが、意外と博多ラーメンの店はほとんどない。思いつくのは中目黒の「わ蔵」、白金の「博多まるきんラーメン」、五反田の「一風堂」くらいで、いずれも目黒駅からは遠くは離れている。目黒駅周辺での博多ラーメン専門店は、恐らくこの「権之助」だけではないだろうか。店名が示すように店の場所はJR目黒駅西口を出て目黒川方向に下っているY字型の権之助坂の二股から1本の道に合流するYの付け根部分にある。以前は中華料理店「麦府」があったところで、途中からラーメン専門店に衣替えし「博多ラーメン権之助・麦府」と名乗っていたが、最近ではその「麦府」も取れ、今の店名となった。(と思っていたが、看板の一部に小さな字で「幕府」がついているのも見つかった.)比較的オーソドックスな博多ラーメンではあるが、スープ味はクリーミーでまろやかなライトな感覚である。チャーシューは大判だが薄めのものが1枚。木耳は比較的多く入っていて食感も良い。特に個性はないが、目黒界隈の希少な博多風ラーメンの店としての存在感はある。替え玉1玉が無料というのも嬉しいサービス。

●麺家 黒(目黒)ラーメン並 ¥650
●麺家 黒(目黒)ラーメン並 ¥650

その16●麺家 黒(目黒)

芸能人も多く訪れる目黒の横浜家系ラーメン!

 

吉村家、六角家に代表されるいわゆる横浜家系ラーメンの店。この店は武藏家のプロデュースらしく、暖簾にも「武藏家贈呈」という文字が…。横浜家系の濃いめの醤油豚骨スープに「酒井製麺所」の中太ストレート麺、チャーシュー1枚、海苔3枚にほうれん草、刻みネギとまさに家系そのもののラーメン。家系スープとの相性が良い「白飯(ライス)」も無料で付けられる。しかも大・中・小と三段階で量を選べるのは良心的と言って良いか。目黒はこの店ができるまで家系ラーメンが存在しなかったこともあり、3件隣の「つけ麺」で有名に成なった「づゅる麺 池田」ほどではないが、昼時など行列ができるほど賑わっている。もちろん、麺の固さ、味の濃さ、油の量などは3段階で調節が利くものの、デフォルトの「すべて普通」を頼むと、麺が柔らかすぎ、スープも比較的塩分濃いめではあるものの、コクが浅く深みがあまり感じられないように思う。ただ、ライスがオールタイムで無料(しかも大・中・小)で付けられることを考えればコストパフォーマンスは高いと言えよう。目黒という場所柄、またホリプロ近くとあって、芸能人やマスコミ関係者の多くもこの店を訪れているようで、店内の壁は色紙だらけという有様。皆「おいしかった」「旨かった」と色紙に残すのだから当たり前ではあるが、そこまで言うほどではないというのが正直なところ。でも決して不味くはないことだけは事実である。

●大山(神田店)えび塩 ¥800
●大山(神田店)えび塩 ¥800

その17●大山(神田店)

静岡県富士市発!! 駿河湾の海の幸、駿河湾でしか取れない桜えびを揚げたエビ油の風味が香る「あっさり海鮮系ラーメン」!!

 

駿河湾で採れる豊富な海産物を中心に使った、あっさりとしているが深みある透き通った魚介系のスープが神髄。駿河湾と富士山に面した静岡県富士市にあるのが本店。他に静岡県内にもう1つの支店、神奈川は川崎駅前に支店があり、東京はこの神田店1件のみと全国4店舗という規模。一押しメニューという「えび塩」は駿河の若シャモ・ホタテ・らうす昆布・野菜など拘りの素材で丹念に作ったスープをモンゴル産の塩とホタテで作る”塩ダレ”で仕上げる塩そばに、桜エビの香味油を浮かべるというもの。スープは透明であっさりしているものの、出汁はかなりしっかり出ており、ホタテなども使用しているせいか、その自然な甘みがスープ全体をまろやかにまとめている。駿河若シャモの動物系出汁も加わっているせいか、魚臭さはほとんど感じない。その上に、桜えびから抽出された香ばしく香り高いエビ油を浮かべてある。海老好きにはたまらない強烈な香りが漂い、食欲中枢を刺激する。ただ、魚嫌いの人はこういうのが苦手なんでしょうね。麺は2種類の中からセレクトできるようになっていて、細麺と平打麺が選べる。でも、やはりあっっさりした塩味ですから、ここはやはり「細麺」の選択が正解でしょう!トッピングは大降りのバラチャーシュー2枚と海苔、ネギに水菜がトッピング。しゃきっとした水菜が塩味のスープに良く似合う。スープは全部飲み干せるほどだが、全部飲み干すにはあっさりしているとは言え、塩分量が気になるところ。値段がやや高い気もするが、材料費を考えるとこんなものなのかなぁ〜。数ある東京のラーメン店の中でのニューウェーブとなるか!?

●光麺(上野店)熟成光麺 ¥730
●光麺(上野店)熟成光麺 ¥730

その18●光麺(上野店)

独創的なの店内空間デザインと創作デザートメニューで女性客の心をわしづかみ!! 一気に人気店の仲間入り!!

 

ラーメン屋でありながら、創作デザートで若い女性客を引きつけた「光麺」。10年ほど前に池袋に登場したこの店は、当時ラーメンそのものというより、デザートの「杏仁豆腐」「魔法のプリン」など、女性客が喜びそうなデザートメニューで行列が出来た店で、当時はマスコミ等にもかなり取り上げられたものである。更に、店内の設計を気鋭のデザイナーに依頼したことで、従来のラーメン専門店には無かった、現代的でお洒落な空間作りに成功するのである。加えてバラエティーなラーメンメニュー。豚骨系、醤油系、塩系のラーメンのバリエーションに加え、担々麺、最近でははやりのつけ麺バリエーションも登場、新作メニューへの取り組みも積極的。ベーシッックな人気を誇っているのが「熟成光麺」でちょっと独特のクセはあるがクリーミーでマイルドな豚骨ベースのスープは女性客にも人気のよう。全体的なバランスから言うと具の量が若干少なく感じられ、料金から考えると割高な感じがするのは否めない。その中で唯一高コストパフォーマンスを実感するのが、注文すると別皿に盛られてくる8種類のトッピング用の具を加えられる「全部のせ」¥990(元祖光麺全部のせのみ¥960)だろうか。

●ちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTON(目黒駅西口店)とんこつらぁ麺 ¥680
●ちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTON(目黒駅西口店)とんこつらぁ麺 ¥680

その19●ちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTON(目黒駅西口店)

職人の追い求める味への理想と大資本の求める合理性の歪みが露呈!?

 

最近やたら目にするようになったちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTON」。それもそのはず、あの「ニンニクララーメン花月」「ニンニクげんこつ「ラーメン花月寅」「らあめん花月寅」最近では「麺屋ZERO1」という「ラーメンチェーンを展開する大手ラーメンチェーン「グロービートジャパン」が新たに加えた新ブランドが「ちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTON」なのである。TV東京「テレビチャンピョン」ラーメン職人選手権で優勝し、護国寺「ちゃぶ屋」、表参道ヒルズ「MIST」を展開する「CHABUYA JAPAN」の総帥、森住康二氏は、洋食歴10年でラーメン屋に転身。洋食の経験を生かした独自の手法でラーメン界に新風を巻き起こしているラーメン職人である。その森住氏とのコラボでFC展開しているという「ちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTON」は、レシピだけは森住氏が監修しているであろうが、実際の店舗の運営・オペレーションなどは、すべてグロービートジャパン、つまり花月チェーンが展開している。森住氏は職人としては類い稀なる才能の持ち主だとは思うが、経営者としてはどうなのか…?大資本と組むまでは、従業員が確保できずにJR所有の御徒町ガード下のラーメン横町に「みそ専門」の店を出したがすぐに撤退。表参道ヒルズにMISTを出店する時は、護国寺のちゃぶや本店すら休業にしていたり…。ただ、その才能と求道者としてのイメージそしてそのルックスから「ラーメン界のイチロー」と呼ばれる森住氏をタレントとしてガンガン前面に出して最大限に利用しているのがグロービートジャパンなのであろう。目黒西口店も内装と看板は変わったが元は「花月」があった場所。新メニューが出るたびに、森住氏の発想やアプローチ方法をを確認するために店に足を運ぶが、供されるラーメンの替え玉が、スープに投入して箸でかき混ぜてもほぐれない半分以上ダンゴ状のものがお客に出されている現実をもし森住氏が見たら、恐らく彼は泣くと思う。

●九州じゃんがら(神田西口店)じゃんがら ¥600
●九州じゃんがら(神田西口店)じゃんがら ¥600

その20●九州じゃんがら(神田西口店)

25年前に秋葉原に開店! 東京に「豚骨ラーメン」を根付かせる!!

 

今でこそ、東京には「豚骨ラーメン」の店はどこででも見られるが、本格的な九州の豚骨ラーメンを東京でメジャーにしたのが、この「九州じゃんがら」と「なんでんかんでん」だろう。現在は秋葉原本店のほか、原宿、表参道、赤坂、日本橋、神田西口と東京で6店舗を展開する。今はそれぞれ独立した経営になっているらしいが、元は「ブルカン塾」という塾の経営からスタート。その教育熱から採算を度外視した経営で悪化した状態から経営基盤を立て直すために「九州じゃんがら」を始めたという。今はかつての塾講師が店長になっていたり、塾の教え子がスタッフとして加わることも多いらしい。「九州じゃんがら」が話題になった頃、秋葉原の本店は常に行列だった記憶がある。この「神田西口店」は、まだオープンして1年半ほどだが、かつて本店や原宿店などへ通っていた頃と比べてメニューの数がやたら増えたようだ。時間帯限定で「おやつラーメン」なるものまである。味は「じゃんがら」に関しては昔からそう変わっていない。見た目より比較的あっさりとした豚骨ラーメンである。チャーシューも柔らかくて美味しい。すべての種類のトッピングの集合体「ぜんぶ入り」を頼む人も多いようだが、1000円はちょっと高すぎるのではと思う。マイルドな豚骨ラーメンを東京に普及させた功績はあるのだが、最近ではやはりもう少し個性やパンチあるメニューが欲しい。

●蒙古タンメン中本(目黒店)蒙古タンメン ¥770 
●蒙古タンメン中本(目黒店)蒙古タンメン ¥770 

その21●蒙古タンメン中本(目黒店)

一時の「激辛ブーム」も手伝って、今では都内8店舗!! 

 

 とにかく、「辛い」「激辛」「辛さの中に旨さがある」を売り物にし、数あるラーメン専門店の中でも特異な存在となっている「蒙古タンメン中本」。40年ほど前に板橋区に開店した「中国料理中本」が前身で、とにかく辛い創作メニューを次々と作り出し、しかも安いとあって近所にある高校の生徒を中心に人気を誇ったという。現在の店主は、その中本の味に20年間惚れ込んで通い、この味を引き継ぎたいと中本で修行し、「蒙古タンメン中本」というラーメン専門店に衣替えし、今では上板橋本店のほか、池袋、新宿、目黒、吉祥寺、亀戸、御徒町、渋谷と都内8店舗を展開するチェーン店となった。看板メニューは屋号にもなっている「蒙古タンメン」で、一味唐辛子の効いた味噌味の野菜タンメンの上に一味唐辛子を効かせた「麻婆豆腐」風の餡を更に投入するといったもの。麻婆豆腐には挽肉の存在を確認する事はなく、片栗粉の使用量がやたら多くドロッとしていて一味の辛さが襲ってくる。独特のコクや味の深みがないので通常の「麻婆鵜豆腐」のイメージとは別物の麻婆豆腐風餡掛けである。おそらく、ラーメンとの相性を考えてあえてそうしているのであろうが、「旨さ」というより「辛さ」が全面に押し出されている。メニューの辛さの度合いは10段階ほどに分かれていて辛さをほとんど感じないものから「北極ラーメン」(辛さ度10。ちなみに蒙古タンメンは辛さ度5)なるものもある。確かに辛いものが死ぬほど好きな人にはたまらないお店だろう。はまれば中毒になるだろうと思われる味だ。

ラーメン日記

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